「管理者」としての「基本」とその先にある「経営者」としての「基軸」を指南!
~トヨタ・デンソーの経営哲学をベースに、全ての業種に適応できる普遍性を付加して~
大変革期において、多様な人材を育て、チーム力を発揮し、現場において求められる成果を上げることが仕事の「管理者」、そして会社経営を司る「経営者」、その其々が習得すべき「リーダー必携の三種の神器」、
即ち「考える力」・「本質を理解する力」・「ブレない力(基軸)」を身に付けて頂き、企業の「基幹人材」或いは「新しい企業の経営者」になって頂くことが、この講座の目的・狙いです。
形式として、対話形式を多用した「アクティブラーニング」を用います。講師が一方的に講義を行うのではなく、講師も受講者も一体になって意見を出し合い、双方向の発言を通じて学びを深めます。
研修の概要
- 対象 :経営者(役員)候補に位置づけられる次長・部長クラス
- 研修時間 :6時間
- 定員 :10〜30名
研修カリキュラム
Ⅰ.「管理者」「経営者」を定義する
【ポイント】
「基幹人材養成講座」の第一歩は、「基幹人材」を定義することから始めます。ここで「基幹人材」を「管理者」そしてその先にある「経営者」に分けて定義します。
「管理者」「経営者」を定義することによって、其々の「管理者」「経営者」の「あり方」が明確になります。
その「あり方」を明示することができれば、「なし方」(何をすることが役割なのか)が理解され、成長の為の行動計画がイメージできる様になります。行動ができれば、必ず求める姿に近づくことが可能になります。
1.これから10年の経営環境の変化
- 経営環境分析は「複眼システム」で行う。
- 大変革時代の到来を予測する。
- 変革の本質を見抜く
2.「考える力」・「本質を見抜く力」を養成する
3.リーダーとしての「管理者」を定義する
- 「管理」とは何か。
- 「管理者」とは何か。
- 最重要テーマ「人材」を如何に育てるか。
4.「管理者」の先にある「経営者」を定義する
- 「経営」とは何か。
- 「経営者」とは何か。
- 最重要テーマ「方針管理」を実践する。
- “戦略の現場化と現場の戦略化”を学ぶ。
Ⅱ.結果を出す「管理者」になる
【ポイント】
結果を出す「管理者」になる為には、具体的「行動」が変化しなければなりません。何をすることが“結果を出す「管理者」につながるのか”を習得します。
また“意識が変われば行動が変わり、行動が変われば会社が変わる”は至言です。「管理者」の意識改革(マインドセットを学びます。
1.「管理者」による仕事の仕掛け
- 全ての仕事には「設計」がある。
- “Pull system is the best.”
- 「問題点」と「課題」の違いを理解する。
- 仕事は「科学的アプローチ」で進める。
- 「ストック」意識が仕事をレベルアップする。
2.「管理者」の為の「マインドセット」
- 思想哲学を持つ。
- リーダーシップを発揮する。
- 自己改善を継続する。
3.「管理者」の必携ノウハウ
- “Be” と“Do”を混同しない。
- “与えられた環境”と“改善の対象”を混同しない。
- 事故よけの“Gate(水門)”を活用する。(3ヶ月計画表による)
- 情報伝達は、“送り手の責任”とする。
- 「会議」の本質を理解し、活用する。
Ⅲ.「経営者」としての7つの「基軸」を立てる
【ポイント】
「経営者」は、「基軸(原理・原則に基づく軸)」を持つことが必要です。また、今後予想される経営環境の激変においては、環境追随型経営は許されず、「基軸」を持ち、先手を打つ経営が求められます。
この「経営者」が持つべき「基軸」とは何か、どうしたら「基軸」を立てることが可能かについて学びます。
1.「原理・原則」を考える。
- 「基」の元々の意味を理解する。
- 「先人の言葉」から教えを受ける。
- 「基軸経営」と「主軸経営」の違いは何か。
2.トヨタ経営の本質は何か。
- 「豊田綱領」を読み解く。
- 明文化されていないトヨタ経営の本質とは何か
3.成功と成長の為の7つの「基軸」
- “人の可能性を具現化する。”
- “Pull system で人と組織の可能性を引き出す。”
- “異質から多様性を生み出す”
- “「サムシンググレート」としての「方針管理」を実践する。”
- “摂理に基づいて権限と責任の一致にこだわる。”
- “やり切る・積み上げる。”
- “「経営」と「現場」はRespect とLinkの関係にする。”